【2020年9月27日(日)】
尾太岳(おっぷだけ)は西目屋村から秋田県藤里町に向かう
県道317号線(西目屋二ツ井線)沿いに入り口がある。
青森県側は舗装されていないので通る時は注意が必要だ。
しかも長雨が続くと増水した湯の沢川が道路に迫る勢いになる。
秋田県境まであと少しという所に
鉱毒処理の施設があり、ここで入山の手続きをする。
この施設を見る度に鉱山は川の水を
汚し続けてしまうものなんだなと思わずにはいられない。
尾太鉱山として栄えていた頃の西目屋村は、人口が5,000人を
超えていたというから驚きだ。(今は青森県一人口が少ない村なのに。)
今でいうスーパーマーケットも弘前より早かったし、バイクの保有率も県内一だったそうだ。
昭和53年に閉山されるまで、総延長77㎞の坑道が
この山に張り巡らされているなんて
今の姿からは、とても想像が出来ない。
4年振りにやって来た尾太岳
相変わらず最初からず~~っと急登・急登・急登 の連続
時々、木々の間から見える景色に励まされ、とにかく上を目指した。
笑顔が出るのも今のうちとは知らず・・・
まだ写真を撮る余裕があった・・・・。
・・・・この辺りから無言になる御一行様・・・・
藪を抜けた先には・・・・・
また急登かいっ・・・・!
冗談ではなく、這うように低木につかまらないと進めない
足を引っ張られ、頭をはたかれ、やっと辿り着いた先には
絶景が広がる・・・
はずだったが・・・・・
この日はあいにくの曇り空
晴れた日には、白神の山々が一望できる
数少ない白神山地のビュースポットだ。
脚や腕に「まだら模様」のあざが出来るけど
なぜか、また行きたくなる山。
それが尾太岳だ。
JIn