女子会山行 IN 横岳 (2018.2.11~2.12)

低気圧が近づく中、弘前労山女性チーム6名は厳冬期のテント泊をしました~。前日は雨で心配しましたが、弘前を出発した時は濡れ雪状態。泊りの事を考えると、コンディション的にはBestではありませんが、中止という言葉は浮かびません。行けるところまで行こう!ということで、いざ、出発!

横岳にはいつものように黒石側から入ることにし、シェルターの取りつきから横岳手前のテン場を目指します。駐車場が空いているか、心配もありましたが、ラッキーなことに車2台分のスペースが・・・。のちに、なぜ駐車場が空いていたのか身をもって知ることになるとは、この時は誰も思っていませんでした・・。

足取りも軽く、いつものように陽気な笑い声が静かな森に響きます。時々、雪の降り方に注意しながら順調にテン場を目指すこと2時間半余り。約1,100m付近が今夜のお宿。横岳山頂まで250mほど手前です。明日の天気を見て、山頂まで行こうということでテント設営開始。今回は6名ということでテント2張。気温が低すぎてサラサラのパウダースノー。踏み固めても踏み固めても、なかなか平らにならな~い!

何とかテント設営も終わり一段落。まずは水の確保をし今夜の宴の準備に取り掛かります。それにしても、寒い・・・寒過ぎる。外は氷点下。中はポカポカ・・・と思いきや・・ストーブを焚いても吐く息が白い。さすがは八甲田。半端ない寒さ。外に出ると一瞬で手がかじかみます。

美味しい鍋を囲みながら、一家団欒。歌い、笑い、楽しいひと時。年齢も世代も職種も超えたお付き合い。登山の経験もなかった私が、労山に入ってから人生の楽しみ方を教えてもらいました。登山技術だけでは、多分、続かなかったと思います。皆さ~んこれからも、よろしくお願いしま~す(^^)/

今回は厳冬期のテント泊を経験するのが目的だったので、まずは目標クリア。夜半からの厳しい寒さと風にも耐え(水分を含んだ物は、あっとゆ間に凍りました。)私は寒さで、夜中に何度も目を覚ましました。長い長~い夜でした。朝起きたら、テントはバリバリ。私の顔の周りもバ~リバリ。吐く息で凍ってました(笑)

翌日は、朝から天候が悪く横岳山頂は断念。天候の回復を待ちながら、ゆっくりと朝食をとり撤収。積雪も所により50㎝~70㎝くらいあり、テント周りも積もっていたらしく気づいた人が払ってくれていました。朝まで気づかなくて申し訳ないです。寒い中、ありがとうございました。
前日のトレースはもちろんなく、太ももまで埋まるくらいの雪・
ふかふかの新雪をラッセル。下りだから気持ちいい~。でも調子に乗ってると転びます。荷物の重さと沈み込む雪で立ち上がるのに難儀することを、すっかり忘れてた~。最後尾でもがいている私を見たら、きっと笑えただろうなぁ。

駐車場まであと一息。朝9時30分にテン場を出発して約1時間半で下山。天候が悪いとゲートが空いていない時があるそうで、ハラハラしながら降りて来た私達。「あっ、ゲート空いてる~良かった❤」と思ったのもつかの間・・・・駐車場の雪を見て大笑い。

ゲートが空いているかどうかばかり気にしていた私たちは、最後のオチに笑いながらみんなで雪かき。ようやく車を掘り出し、温泉にGO!ゆったりと湯船に浸かると冷えた身体が生き返る。暑い日に山小屋で冷たいビールを飲んだ気分♪と一緒です。これを至福の時間と言うのでしょうね。
次回はどんな山行が待っているのだろう・・・楽しみです(^-^)